歯の寿命のお話

歯の一生

歯はどんな一生を送っていくのでしょう?下の図のように萌出してしばらくすると、小さな虫歯に。少し治療して、また虫歯になって。小さな金属が入って、今度は欠けて、そこから虫歯が広がっていて、それを治療して中くらいの金属が入って、そこからまた欠けて、虫歯が広がって、大きな金属になって、今度は神経をとって、被せ物になって、今度は被せ物ができないくらい虫歯になって、抜歯になります。これが歯の一生です。1本の歯の価値はどれほどなのでしょうか。1本の歯を失うと、ブリッジや入れ歯になってしまったり、インプラントになってしまったりします。インプラントは当院では40万円〜です。いずれの治療も天然の歯には決して勝てません。要するにこの治療の連鎖をどこかで止めることが大事なのです。私が行うCR治療は将来問題を起こしにくいよう最大限の努力をさせていただきます。保険の銀歯(インレー)が5年ほどでやり直しが多い(他の治療法との比較参照)と言われています。それは歯磨きができていない可能性もありますが、もう一つは治療の精度や材料の性質が大きく関連していると考えています。また詰め物がたとえ保険外治療のゴールドやセラミックであっても精度の甘さや材質と歯の馴染みに具合によって問題を起こしていることもあります。しかし全てCRで上手くいくとはもちろん考えておりません。よくご相談のうえCR修復、セラミック、クラウンなど治療法をご提案させていただきます。歯の寿命を縮めてしまわないように治療法を選択し高い精度で実行することが大切なのです。その中でも私はCRが最も得意なのです。

部位別 歯の平均寿命

歯の寿命は、平均的に50年~60年といわれています。しかし、むし歯や歯周病、また、むし歯の再治療を繰り返すことで、どんどん短くなってしまいます。一度削った歯は、二度と再生しません。むし歯治療はあくまで、歯を削り、消すった部分を人工物で補っているにすぎないのです。そのため、再発・再治療のたびに、天然の歯の部分がどんどん無くなっていってしまい、抜歯に近づいていってしまいます。 治療することになってしまっても、出来る限り再治療の起きにくい、質の高い治療を選択することが、最終的な歯科に関する生涯医療費は安くなることも視野に入れて、治療方法を選択することが良いでしょう。

MI(ミニマルインターベンション)について

歯の寿命を縮めてしまわないための一つの要素として、「歯を可能な限り削らないようにする」「可能な限り歯の神経を残すようにする」ことが大切となります。このようん場考え方を「MI(ミニマルインターベンション)」といいます。またMIの考え方に基づいた治療のことをMI治療と言います。私はこの「MI治療」に取り組んでいます。

MI治療には欠かせないCR修復

CR修復治療の最大のメリットは従来の詰め物をする時と比べ『削る量が少なくて済む』ことです。一度削った歯は決して再生する事はないので、いつか再治療となった場合にはさらに削らなければならなくなります。つまり歯は確実に抜歯に向かっていくわけです。そして絶対に再治療にならないという治療は残念ながら存在しないといえます。ですから歯の寿命を少しでも伸ばすためには「いかに健康な歯の部分を残しながらむし歯だけを除去する」といったことが大切になります。その点においてCR修復治療は優れたメリットがあります。

当院では歯の寿命を縮めないためにCR修復治療によるMI治療に力を入れています

東京都練馬区大泉町「大泉学園」駅エリアにある歯科医院の当院では歯の寿命を縮めないためにCR修復治療によるMI治療に力を入れています。コンポジットレジン修復治療では、ペースト状のコンポジットレジンを、むし歯を削った部分に、ダイレクトに少しづつ充填しては光を当てて硬化させ、築盛していきます。最後に歯の形を整えて完成します。銀歯の詰め物のように型を取って、、、といったことをする必要もありません。また前述の「MI治療」を実現するためには無くてはならない治療法といえます。

ペースト状のCRを少量取り出したところ。

光を当てて硬化させているところ。